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観葉植物のハイドロカルチャ
ハイドロカルチャ
観賞植物のハイドロカルチャ-とは、土を使わずに養分を含む液に漬けて栽培する方法になります。この方法では土を使わないので、土壌から来る雑菌の発生がなくて、植物を健康に育てることが出来るのです。観葉植物の場合、実際に行われている方法は、厳密には礫耕栽培と呼ばれるものです。レカトンという多孔質の素焼きボールで植え込まれます。この多孔質ボールは、様々な商品名や通称で呼ばれています。
土に植えられた植物と、水耕栽培植物の大きな違いは根になります。土の場合は細かい毛細根がびっしりと着いています。水耕栽培では太く短い根が数本出ているだけです。水耕栽培の方が効率良く養分を吸収できるためです。根がコンパクトである事から、植栽上の自由度が高くなります。ハイドロカルチャでは、養液を溜めるため鉢として穴のない容器を使用します。

ハイドロカルチャーの利点

@衛生的
土を使わないので、それに起因する病害虫が居ません。衛生を重視する場面、例えば飲食店、食卓、病室を飾るのに向いています。

Aコンパクト
土に植えた観葉植物に比べて、根のボリュームが小さいので、狭い場所でも、鉢のスペースをとらずに飾る事ができます。小さな植物があると洗面所、トイレの雰囲気が明るくなります。いくつかの植物を寄植えする場合も、コンパクトにまとまります。

B水やりの手間が省けます
ハイドロカルチャでは鉢の中に蓄えられる水量が多いので、2,3週間に一度の水やりですみます。

C美観に優れる
容器として透明なガラス器を使用すると、涼しげで引き締まった印象となります。同じ植物でも植木鉢のものと比べるとクールな感じです。

ハイドロカルチャーの作り方
観葉植物の場合、発芽段階から水耕栽培で作られている苗はありません。ほとんど土のポットで育てられた苗をハイドロカルチャ用に育成し直します。具体的には、気温が20℃以上あるときに苗の土を落として、根を洗います。その苗を透明なガラス容器にハイドロボールで植え込みます。発根性の良い植物なら約1〜2ヶ月で太い水耕栽培に適した根に生え変わります。容器の底には水耕栽培用イオン交換樹脂を入れて置くことがポイントになります。これは根腐れ防止と必要最小限の養分を放出する役目を果たします。

ハイドロカルチャーの管理方法
容器の深さの 1/3〜1/4まで水を入れて、その水が植物に吸われます。なくなってから、同じ高さまで水を入れます。まだ水があるのに足し水をしたりしないようにしましょう。

※このページは「観葉植物.com」様(http://www.foliage-plants.com/)を参考に作成しました。

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最終更新日:2017/7/12

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